矯正歯科
歯がキレイに並ぶのが、良い矯正!ではありません。
歯並びは、かみ合わせや視覚的な問題だけでなく、コンプレックスにつながる大きな問題でもあります。
ですので、歯並びが改善し、見た目が良くなるのが「良い矯正」だと思っている方も多いのではないでしょうか?
もちろん、見た目が改善することで、心理的なコンプレックスから解消される、というメリットがないわけではありません。
しかしながら、見た目をキレイに並べたいがあまり、かみ合わせを無視した歯並びになってしまうと、うまく噛めなかったり、全身の体調・健康に影響を及ぼす、という事も少なくありません。
当院では、日本矯正歯科学会の認定で、矯正歴20年以上の確かな技術力を持つ専門医の林先生と、院長の2名体制で対応しています。
矯正の専門医の先生だけでもキレイで問題のない歯並びへの治療が可能ですが、更に噛み合わせのエキスパートである院長と一緒に患者様を診ることで、かみ合わせを意識した、患者様毎のベストな歯並びに近づけて行くことが可能なのです。
お子様の場合
お子様の矯正の場合は、顎の発達が終わる前に、歯がキレイに生えてくるためのスペースを確保することで、大人と比べると短期間での矯正治療が可能となります。また費用も大人に比べると安価なケースが大半ですので、永久歯が生え揃う前の、9歳~10歳頃までに治療を始めると良いでしょう。この頃に始める治療をⅠ期治療と呼びます。
Ⅰ期治療だけで理想的な歯並びになる方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいます。特に複雑な歯並びの場合は、Ⅰ期治療後にⅡ期治療をスタートさせます。当院の場合、Ⅰ期治療からⅡ期治療に進んだ場合の治療費は、差額のみとなっています。
(治療費がⅠ期が20万円、Ⅱ期が80万円だった場合、Ⅰ期治療からⅡ期治療に進んだ場合は、Ⅱ期治療の費用は60万円となります。)
Ⅰ期治療で歯を並べやすくするためのスペースを確保していたほうが、Ⅱ期治療はスムーズに進むことが多いため、「大きくなってから治療をすればいいや!」と考えるよりも、小学生くらいのうちに治療を始める事をおススメ致します。
当院でも無料相談を行っておりますので、お子様の歯並びで気になる事がある際には、お気軽にDr、スタッフまでお声がけ下さい。
成人の場合
中学生くらいになると、顎の成長は一通り終わってしまい、それまでと比べて歯が動きにくくなってきます。この段階から始める治療を「Ⅱ期治療」と呼びます。
すでに成人の方が矯正治療を始める場合も、この「Ⅱ期治療」が該当します。
一般的なワイヤーを使った矯正の他、矯正していることを感じさせないような透明なマウスピースを使った矯正など、幅広く対応していますので、興味のある方はお気軽にお声がけ下さい。
こんな歯並びは、矯正治療が必要です。
叢生(そうせい)
歯がデコボコに生えていたり、重なって生えていたりする歯並びを叢生(そうせい)と呼び、八重歯もこの一種です。
上顎前突(じょうがくぜんとつ)
上の歯が飛び出ている、いわゆる「出っ歯」と呼ばれる歯並びです。
下顎前突(かがくぜんとつ)
下の歯が上の歯よりも前方にでており、受け口と呼ばれる歯並びです。顎が前方に突出し「しゃくれ」と呼ばれる事もあります。
開咬(かいこう)
口を閉じても、歯が噛み合わない状態を開咬と呼びます。
空隙歯列(くうげきしれつ)
歯と歯の間に隙間ができている状態を空隙歯列と呼びます。 乳歯の場合には隙間があった方が、永久歯が生えるスペースを確保できるので、気にする必要はありません。
交差咬合(こうさこうごう)
かみ合わせが、部位によって反対になってしまう歯並びを交差咬合と呼びます。
過蓋咬合(かがいこうごう)
噛んだ時のかみ合わせが深い状態で、上の歯がかぶさって、下の歯が見えないような状態を過蓋咬合と呼びます。
治療例
治療前
治療後
治療前
治療後
■施術名
歯列矯正治療
■施術内容
前歯がねじれている場合、歯が並ぶスペースがないために発生していると考えて、抜歯をしてから矯正治療を行うケースが多いですが、この患者様は上下顎の骨格的なズレがなく、顎の位置の問題であると診断し、抜歯をせずにワイヤーを使った矯正治療を17歳から約2年間実施。前歯だけでなく右奥歯の交差咬合改善を行ったため、前歯だけの治療よりも期間が長くなっています。
■施術費用
矯正装置代70万円、毎月の調整料5000円
■治療の副作用(リスク)
歯の移動に伴う痛みがあります。矯正治療中はワイヤーに食べ物が詰まったりするため、歯ブラシを特に気をつけないとむし歯や歯周病になるリスクが高くなります。
さいごに
歯並びが悪くなる理由は様々ですが、例えば顎の位置関係などによって歯並びが乱れてきた場合、矯正治療で歯並びを変えたとしても、もともとの原因にアプローチしていないために、再度後戻りしてしまうリスクは残ったままです。
八潮駅前通り歯科では、そのようなケースでは歯並びの治療をする前に、かみ合わせ治療を行い、それから矯正治療を行う事もあります。そうすることによって、後戻りのリスクを最小限まで減らし、キレイな歯並びを長く保つことができるのです。
患者様一人ひとり歯並びが違うように、治療方法も当然変わってきます。
ご自身の歯並び、お子様の歯並びなど、ぜひお気軽にご質問・ご相談下さい。