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甘いものを避ければ虫歯になりにくい?

こんにちは

埼玉県八潮市の歯医者さん八潮駅前通り歯科医院の増永です

今年は暑い日が長く続き最近やっと秋らしい気温になってきましたね!

今回は甘いものを避ければ虫歯になりにくいのかをお話しします。

まずは虫歯になる原因について

虫歯の原因の一つはプラーク(歯垢)です。

歯の表面にくっついたプラークに含まれるミュータンス菌が糖を栄養としエネルギーを得てその際に酸を出し、歯を溶かします。

そして糖とは

甘いものを想像されるかと思います、

「甘いものは虫歯になりやすい」

と思っている方も多いと思いますが、実は虫歯の原因となる糖はショ糖(砂糖)の他にも様々な糖があります。

それは大きく分けると以下の3つです。

 

単糖類(ブドウ糖、果糖、ガラクトースなど)

二糖類(ショ糖、乳糖、麦芽糖など)

多糖類(でんぷん、オリゴ糖など)

 

その他(人工甘味料、アスパルテームなど)

 

では、どんなものにこれらの糖が入っているのでしょうか?

・ブドウ糖…ごはん、パン、小麦粉、はちみつ、いも類など。

・果糖…くだものなど。

・ショ糖…砂糖(上白糖、グラニュー糖など)

・麦芽糖…ごはん、いも類など。

・乳糖…牛乳、母乳など。

・オリゴ糖…いろんな種類ありますが、フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖などは、構造的に虫歯になりにくい糖です。

・アルパステーム…ダイエット飲料やアイスクリームやシリアルなど

このようにむし歯菌が好きな「糖分」は、チョコレートなどのお菓子だけに入っている成分でありません

普段食べているごはんやパン、多くの飲み物や調味料にも糖が加えられていますし、果物やハチミツなどの天然のものも糖を含んでいます。

虫歯を予防する上でこの糖の摂取をどのように気をつければよいのでしょうか?

それは「摂取する量を減らす」だけではなく「摂取する回数(頻度)を減らす」ということです。

間食などで糖の含まれる食品(飲み物も)の摂取を控えていただく事が虫歯予防には重要になります。

その他にも以下のことがあります。

・飲食物が口の中に滞在させてしまうだらだら食べをしない

糖分を摂取してもだ液で流され、中和されれば酸にされされる時間が短いので再石灰化され虫歯になりにくいです。

キャンディやチョコレートのように口の中にいつまでも残るもの、口の中に溶けてはくっつきやすいものを避けましょう

・食事をしたあとは必ず歯磨きをしましょう!

・フロスを歯ブラシと併用してセルフケアをする

・定期的な検診、クリーニングを受けましょう

セルフケアでは取り切れない汚れは歯医者さんでクリーニングを受けて、更にご自身の現在のお口の状態や今後の虫歯や歯周病のリスクを知ることも重要です!

 

秋といえば食欲の秋ですね!

美味しくご飯を食べ、歯磨きも忘れずにしましょう!