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二次カリエスについて

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の歯科衛生士の飯平です。
今年もあと1ヶ月。一年はあっという間ですね。

ところで皆さんは虫歯も治療終えたし痛いところもないからお口の中は安心!と思うことありませんか?
残念ながらこれは不正解です😢
治療後にも虫歯が再発することはあります。
これを二次カリエスと呼びます。
二次カリエスは成人から高齢者にかけて発症しやすい虫歯で、歯科医院で行われる虫歯治療の大半は二次カリエスでもあります。

今日は二次カリエスについてお話ししたいと思います。

虫歯を削って詰め物の治療を受けた後は、「治療したから虫歯は治った!」という油断や安心感から毎日のお家でのケアがおろそかになりがちですが、虫歯の治療を受けた歯は更に虫歯になりやすい状況になります。

その理由としては虫歯治療をするとどうしても詰め物と歯の隙間は生まれます。虫歯治療に使用する素材によっては劣化しにくいものもありますが、経年に伴い口の中の詰め物の劣化は進行してしまいます。
被せ物も同様です。被せ物の劣化が進むと、歯との間に隙間や段差ができます。不十分なプラークコントロールによりプラークが蓄積した状態が続くと、そこから細菌が侵入して虫歯が発生してしまうのです。
これが二次カリエスの発生原因です。

二次カリエスを繰り返してしまうと、当然ながら削る範囲が広くなったり、神経まで進行してしまったりと歯へのダメージも大きくなってきます。
特に一度大きな虫歯になり、神経をとってしまった歯の場合は虫歯が進行しても痛みが出ないため自覚症状が出ず、早期発見が難しいこともあります。

二次カリエスを予防する方法で最も大切なことは、
お家でのセルフケアと歯科医院での定期検診です!
当たり前のことと思われた方もたくさんいると思いますが、この当たり前のことが難しかったりします。
ご自身での歯磨きは頑張って磨いても奥歯や内側、親知らずなど歯ブラシが当たりにくいところは磨き残しになりやすいです。
それを補うのが歯科医院での定期検診になります。
私たち歯科衛生士による定期検診ではクリーニングだけでなく、歯周病や虫歯のチェックも行います。
歯磨き指導もするので、虫歯だけでなく歯周病も予防するお口の環境を作っていくサポートやアドバイスをさせていただきます。

また、被せ物や詰め物の種類によって、二次カリエスのリスクを軽減することもできます。
虫歯の治療にはプラークが付着しにくい素材のものや、お口の環境に合わせた被せ物の種類がいくつかあります。私たち八潮駅前通り歯科医院では、治療時にお口の環境に合った詰め物や被せ物の種類についてもしっかりとご説明させていただきます。
何か不安なことや聞きたい事があれば、いつでもご相談いただけたらと思います。

いくつかニ次カリエスの予防についてお話しさせていただきましたが、新たな虫歯を作らない為にも毎日の歯磨きの見直しや、虫歯の治療を終えた後も二次カリエスのリスクを少しでも軽減させる為に何もなくても定期検診を受診する事がリスク軽減の第一歩です。
是非八潮駅前通り歯科医院でお待ちしております。