こんにちは。八潮駅前通り歯科医院の三枝です。

今回は、歯科医院での『定期検診の重要性』についてお伝えします。

 

定期検診とは、「一定の期間ごとに受ける検診」のことを指します。気が向いたら行くのではなく、コンスタントに通うことに意味があります。

※検診の間隔は、お口の状態などによって異なりますので人それぞれです。

 

 

メリット

 

①虫歯や歯周病を予防／早期発見できる

②一生涯にかかる医療費を減らせる　　

③全身の病気を予防する

 

補足①

 

詰め物や被せ物の異常に気づけるので、何かあった時にすぐに対応ができます。

痛みや違和感などがあっても、ずっと放置していると手遅れになってしまうことがあります。

「我慢できる程度だから、行くのはまだいいや」と思う方も多いかもしれませんが、その結果月日が経った頃には、夜も眠れないくらい痛い……痛み止めを飲んでも全然効かない……などといった状況に陥ってしまう方もいます。

反対に、歯が痛くなくても虫歯などが進行している場合もありますのでご注意ください。

また、歯の裏側などは目視ができず、気付かぬうちに歯石が付いていることが多いです。

自分では完璧に磨けているつもりが、実際は磨き残しが多い箇所もあるかもしれません。

 

補足②

 

予防や早期治療により、将来的な高額な治療費を節約することもできます。

トヨタ関連部品健康保険組合と豊田加茂歯科医師会の共同調査によれば、定期的なメンテナンスを受けている人は、生涯医療費が平均よりも安くなるということがデータで明らかになっています。

65歳の平均医療費は35万円なのに対し、定期的に歯科を受診した人は20万円以下と大幅に安くなっています。

 

補足③

 

歯科では虫歯や歯周病だけではなく、口腔ガン／舌ガン、唾液腺の疾患などを検査することもできます。

歯の本数が減り咀嚼の効率が下がったりしてしまうと、消化器官に負担がかかったり、食事を楽しめずQOL(生活の質)の低下といった問題も出てきてしまいます。

また、歯周病菌によって糖尿病や認知症など、様々な全身の病気に影響を及ぼし、発症と進行リスクを高めることも研究で分かっています。

　

以上より、口腔環境を整えることはお口の中だけでなく、全身の健康につながります。

健康を維持するためにも、定期検診を是非受けましょう。