こんにちは。埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の雪下です。
皆さんだらだら食べたり、飲んだりはしていませんか?
「だらだら食べ・飲み」というのは、長い時間ずっと食べている、テレビやスマホを見ながら食事をしているため時間がかかってしまう、仕事中に甘い飲み物を飲んでいる…などが挙げられます。
だらだら食べたり飲んだりすることでむし歯のリスクが高くなることを知っていますか?
むし歯菌の栄養源は「糖質」です!
むし歯菌は糖質を摂ることで酸を作り出します。この酸が歯の表面のエナメル質を溶かしてしまいます。
普段お口の中は唾液の力で中性の状態(pH7.0)が保たれています。
しかし、何かを食べたり飲んだりすることで酸性に傾きます。(脱灰)
通常、20〜30分程で唾液の働きによりお口の中は中性に戻ります。(再石灰化)
ですが、だらだら食べをしていると溶け始めた歯を元に戻す唾液の働きよりも、歯を溶かす酸の力が上回ってしまいます。
そうすると、お口の中は中性に戻るのに時間がかかってしまい、酸性の状態が長時間続いてむし歯になるリスクが高くなってしまうということです。
酸性の状態は食事をしていくうえで必ず起こることです。食べ方や飲み方を工夫することでむし歯のリスクを下げることが出来ます。
対策としては…
・間食の回数を減らす
・食事の時間を決める
・飴などの糖分の含まれるものをお口の中に長時間あることを避ける
・砂糖入りの飲み物を避ける
・寝る前に歯磨きをした後は何も食べない
・食後は歯磨きをする
・だらだら食べをしない
・フッ素製品を取り入れる
などがあります。
スポーツをしているお子さんはスポーツドリンクをよく飲むことがありますがお砂糖が含まれている物がほとんどだと思います。
食べたり飲んだりしたらすぐ歯磨き!と言うのは中々難しいと思います。
だらだら食べるのを避けて、長時間だらだら飲む場合はお水やお茶などの糖分の含まれていない物に出来ると良いですね。
また、睡眠中は唾液の分泌量が少なくなり、再石灰化ができない状態になってしまうので寝る前は必ず歯磨きをしてプラークを除去することが必要です。
更に、フッ素製品は再石灰化を促す効果があります。
フッ素入り(1450ppm)の歯磨き粉やフッ素入りのジェル、フッ素入りの洗口液なども一緒に使えるとよりむし歯予防になります。
むし歯になりにくいお口の環境を一緒に作っていきましょう!
もし、分からないことがあれば気軽にメンテナンス時に聞いていただければと思います。
スタッフ一同お待ちしております!