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正しい手洗いと手指消毒

こんにちは!

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院

歯科衛生士の昆野です。

早いもので今日で7月も終わり、明日から8月が始まります。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

私は、例年であればこの時期だと、海やプールに出かけたり、外でBBQをしたり、出身地である青森県のお祭りに出かけたりしています。…が、今年はコロナウィルスの影響で必要最低限の外出しかしていないので、毎日家の中で読書をしたり、筋トレやストレッチを始めてみたりしています。

さて、コロナウィルスが蔓延してきてから、どこへ出かけても手指消毒液が入り口に設置されているのを必ず目にします。

突然ですが、皆さん

『正しい手洗い・手指消毒できていますか?』

折角手洗いや手指消毒をしても、細菌を取りきれていなければもったいないですよね。今日は正しい手洗い・手指消毒の方法をお伝えしていきます!

まずは、方法をお伝えする前に、手洗いや手指消毒が不十分になりやすい部位を覚えておきましょう!

イラストで分かるように、1番洗い忘れが多い部分は指先です。(赤く色が塗られているところです)

続いて黄色、緑の順に洗い忘れが多い部分となっております。

正しい手洗いの方法

手洗いは、抗菌石鹸を使って、1回につき15秒以上(30秒間)で行います。①写真のように、手のひらを軽く合わせ、指先と手首を流水下で一直線にします。(手のひらで水を受け止めてしまうと飛散しやすいため、一直線にします)

②抗菌石鹸を適量(3mL以上)とります

(適量:抗菌石鹸を泡立て、十分に手指が洗えるくらいの量です)

③指先は念入りに擦り洗います

(指先や爪の間の細かいところは意識しないと十分に洗えません。写真のように、片手は広げてお皿を作り、もう片方の手を猫の手のように丸めて指先をクルクルすればキレイに洗うことができます)

④親指を手のひらで包み、回しながら洗います(親指は洗い残しが多いため、最も注意しなければいけません)

⑤手首を握り回しながら洗います

⑥流水下で十分にすすぎます(残った石鹸は、手荒れの原因の1つです。洗い残しがないか確認しながら、しっかり洗い流すことが大切です)

⑦手を拭くときは、水分を吸わせるように押し当てます(擦りながら拭くと、皮膚を傷つけやすく感染の危険性を高めてしまいます)

ここで注意点!

❶温水を使用しない(温水は手荒れを引き起こしやすいため、使用を控えた方が良いです)

❷石鹸のすすぎ時間を短くしない(石鹸のすすぎ残しがあると手荒れを起こしてしまいます)

❸水量を多くしない(汚染物質と一緒に水跳ねを起こしてしまうため、水を出す量にも気をつけます)

続いて

正しい手指消毒の方法

手指消毒は、1回につき15秒以上(20秒間)で行います。

①手指消毒液を手のひらに適量(3mL以上)とります

(適量:十分に擦り込めるくらいの量です)

②手のひらをくの字に曲げて、もう片方の指先を消毒剤に浸しながら揉みます

(量を減らさないよう、こぼれないようにすることが大切です)

③指の間をしっかり擦ります(手と手を写真のように重ね合わせて擦ると、しっかりと擦ることができます)

④親指を手のひらで包み、回しながら擦り込みます

⑤人差し指からは、指を折り曲げながら順番に擦り込んでいきます

⑥手首を手のひらで握り、回しながら擦り込みます

⑦手指消毒剤が残っていれば、完全に乾燥するまで擦り込みます(最初に採った量を全て使い切らなければ消毒効果が不十分となります。手をパタパタさせて乾かしている、またはタオル等で拭いてしまっている姿をたまに見かけるのですが、そんなことはせず、完全に乾燥しているか確認しながら、全て擦り込みましょう)

正しい手洗い・手指消毒を心がけ、感染対策を高めていきましょう。

元気な姿で、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。