埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の歯科衛生士の飯平です。
最近は一気に暑くなってきましたね。
熱中症にはお気をつけください。
暑くなってくると冷たいものが食べたくなりますよね。
皆さんかき氷やアイス、冷たい飲み物で歯がキーンと痛むことはありませんか?
もしかして虫歯?と思う方も少なくないと思います。
痛みが一時的で刺激がなくなると落ち着きますが、時には歯ブラシでピリッとした痛みが起こる症状を「象牙質知覚過敏症」といい、4人に1人はこの知覚過敏症を経験していると言われています。
痛みが起こる場所は歯茎が下がり露出してしまった歯の根っこの部分です。歯の根っこの部分には象牙細管と呼ばれる細い管が多数存在しており、むき出しになることで外部からの様々な刺激が、この象牙細管を通って歯の内側の神経(歯髄)に伝わり、「短く鋭い痛み」を感じるようになります。
原因としては以下が考えられます。
①かみ合わせの異常
歯を強い力で食いしばっていたり、歯ぎしりはありませんか?
②歯周病の進行
歯周病は、30歳以上の約8割に見られる感染症です。
③誤った歯みがき
強い力による歯みがきにより歯ブラシがすぐ広がる。
かたい歯ブラシを使用しているなど。
④加齢など
セルフケアの一つとして、知覚過敏を防ぐ薬用成分が含まれた歯磨き粉があります。
・乳酸アルミニウム
・硝酸カリウム
薬用成分が露出した象牙細管の入口をふさぎ知覚過敏を予防したり、症状を和らげます。
歯科医院での予防法としては以下のものがあります。
①フッ化物の塗布
フッ素を塗布することで象牙質の再石灰化を促進して象牙細管の開口部の狭窄・封鎖を促進する。
②コーティング剤の使用
象牙質の表面にコーティング剤を塗布したり、レジン充填を行うことで刺激を遮断する。
虫歯でなければ安心!ではなく、ご自分に適した対応方法などの検診を受けることをおすすめします。
さて、皆さん前回の歯医者の受診はどのくらい前でしょうか?
痛みや何かしらの症状がないと歯医者には受診されない方がほとんどだと思います。
健康診断と同じように、何もなくてもお口の中も定期検診を受けることで、虫歯や歯周病の早期発見ができます。
また1番大切なことは毎日のご自宅でのセルフケアです。
歯科検診では、歯ブラシ、デンタルフロス、歯間ブラシ、洗口液などのオーラルケアグッズを使った、ご自宅でのセルフケアの指導も行われます。
毎日のセルフケアの質が向上すれば、虫歯や歯周病のリスク、また知覚過敏のリスクも減少します。また、人はどうしても指導された内容を少しずつ忘れてしまいます。定期的に指導を受けることで、いつでも「正しい歯磨き」ができるようになります。
これから先もずっと自分の歯で美味しく何でも食べれるようにサポート、アドバイスできればと思いますので、是非八潮駅前通り歯科医院でお待ちしております。