こんにちは、埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の若林です。
白い歯って素敵ですよね!
毎日きちんと歯磨きしていても…お茶や紅茶をよく飲んでいると、歯に茶渋が付着することがあります。付着した茶渋は歯磨きをしてもなかなか落ちないので、「どうすれば落とせるのだろう」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、
歯に茶渋が付着する原因と落とし方を紹介します。予防法も紹介しますので、今後の対策にぜひ参考にしてみてください。
【歯に茶渋が付いてしまう原因・理由】
歯に付着する茶渋の原因はポリフェノールです。
お茶や紅茶、コーヒーなどにはポリフェノールが含まれています。健康に良い成分として積極的に摂ることが勧められているポリフェノールですが、実は、歯の着色汚れの原因でもあります。
茶渋によって歯が着色する流れを簡単に説明します。
ポリフェノールが口に入る
ポリフェノールが歯の表面のペリクルに付着する
ペリクルとポリフェノールが反応して色素沈着が起こる
ステイン(着色汚れ)となって、落ちにくくなる
飲み物などに含まれるポリフェノールが歯に付着すると、歯のエナメル質表面を覆う「ぺクリル」に付着します。そのまま歯磨きなどで落としきれずに歯の表面に留まると、色素沈着を引き起こしてしまいます。
色素沈着とは、色素が歯に沈みこんでいる状態です。そのため、歯の表面を磨いただけでは、なかなか落ちません。
茶渋を落とす簡単な方法
茶渋が歯に付いたままだと見た目に影響を与えるので、できれば落としたいものですよね。ここでは、歯に付いたしつこい茶渋の落とし方を紹介します。
自宅で行うセルフケア
普通の歯磨きでは落ちない頑固な茶渋も、セルフケアで落とすことが可能です。セルフケアでの落とし方は以下のとおりです。
ホワイトニング成分配合の歯磨き粉を使う
普通の歯磨き粉ではなかなか落ちない茶渋も、ホワイトニング成分配合の歯磨き粉を使うと落ちやすくなります。
ただし、ホワイトニング成分配合の歯磨き粉には研磨剤などが入っていることが多く、強く磨くと歯を傷つけることがあるので注意しましょう。やさしく丁寧に磨くことが大事です。研磨剤の入っていない物を選ぶと安心です。
一度の歯磨きですべての着色汚れを落とそうとするのではなく、毎日の歯磨きで少しずつ汚れを落とすよう、意識しながら行いましょう。
歯医医院でのクリーニング(PMTC、エアフロー)
セルフケアで落ちない頑固な茶渋は、歯科医院で行うクリーニングで落とすことができます。
歯のクリーニングでは着色汚れの原因ともなる歯石を除去するほか、歯の表面を磨いて茶渋などの汚れも落とします。歯垢や歯石を落とすことで、虫歯予防にもつながるのでおすすめです。
EMSのエアフローはステイン除去が可能
予防先進国のスイスで生まれた歯科機器メーカー会社「EMS」の最新のエアフローマシンを導入しました!
専用の特殊パウダーを歯面にジェット噴射し、歯面に付着したプラーク(バイオフィルム)などを痛みを感じさせずに除去が可能で、残存歯やインプラントのメンテナンスなどにも使用できます。
保険適用です!
歯医者で定期的なメンテナンス
日頃から歯医者で歯のクリーニングを受けることも予防につながります。2ヶ月に1度を目安に受診すると良いでしょう。
歯医者で定期的にメンテナンスをすると、茶渋などによる歯の着色だけでなく、虫歯の予防にもなるのでおすすめです。
まとめ
茶渋が付いて汚れてしまった歯をコンプレックスに感じる人は多いでしょう。見られるのが恥ずかしいと感じて、口元を手で隠してしまったり、笑顔がぎこちなくなったりすることもあるかもしれません。
しかし、茶渋による歯の着色はさまざまな方法で落とすことが可能です。
茶渋のない綺麗な白い歯を手に入れ、歯の着色などで口元を気にすることなく、思いっきり笑える毎日を送りましょう。