こんにちは。埼玉県八潮市の歯医者さん八潮駅前通り歯科医院、歯科衛生士の昆野です。
皆さん『歯並びが良い・悪い』というのはいつ頃から始まってくるのでしょうか?
遺伝でしょうか?
歯が生えてきてからでしょうか?
…実は、歯が生え始める前の習慣から少しずつ影響しているのです。
良いお口を育てる方法やポイントは沢山あり、1回の投稿だけでは長くなりすぎて書ききれないので、私の投稿の回で何回かに分けて書いています。
前回(2023年10月)の投稿では、赤ちゃんの授乳に関して書かせてもらいました。(気になる方は是非読んで頂けたら嬉しいです!)
今回は抱っこの仕方、抱っこ紐について書いていこうかと思います。
<抱っこの仕方>
赤ちゃんの成長・発達に合わせた抱っこをすることで、口呼吸などの悪い癖を防ぐことに繋がります。
首が座る前(生後0〜3ヶ月頃)
赤ちゃんのうなじを自分の肘に、赤ちゃんのひざの裏側を自分の両腕にのせ、赤ちゃんの背骨がCカーブになるように抱っこします。
この時、お腹の中にいた時のような、丸く包みこむような形になっているとベストです!
首が座った頃(生後4ヶ月〜)
首が座ってきたら、徐々に縦抱き(前向き抱っこ)にします。
『赤ちゃんが抱っこの時に反ってしまう』という悩みを抱えている方がもしいたとしたら、抱っこした時の赤ちゃんの姿勢を確認してみて下さい。
✔︎赤ちゃんの膝がお尻より上の位置にあるか
✔︎赤ちゃんの足はガニ股になっているか
✔︎赤ちゃんの背中は丸くなっているか
✔︎赤ちゃんの顎は上を向かず、引いた状態になっているか
この4つが満たされた状態になると、自然と反らなくなります!
私自身、この4つを意識して抱っこしていたからか、息子は反ることがなく、寧ろ体を預けてくれて、抱っこがとても軽く感じたことを覚えています。
ちなみに、少し抱っこの話からは逸れてしまうのですが、赤ちゃんを寝かせる場合の姿勢も抱っこの時と同様で、体を丸く包むように寝かせるようにします。
マットレスの上にそのまま寝かせてしまうと、Cカーブの姿勢は作れないので、座布団やバスタオルを使用して寝床を作ってあげます。
(私は、授乳クッションとバスタオルを利用して寝床を作っていました。)
<抱っこ紐>
恐らく赤ちゃんと暮らしているご家庭になら必ずある抱っこ紐。赤ちゃんとお出かけをする時、大活躍してくれますよね。
私は外出する時以外でも、自宅でちょっとした家事をする時などにも使用していたので、手放せないアイテムでした。
そんな抱っこ紐ですが、正しい使い方をしないと、お口ポカンの原因に繋がってしまいます。
抱っこ紐を使用する時
✔︎頭の支えの調整ができているかどうか
✔︎赤ちゃんのおでこにキスができる位の位置で装着できているか
✔︎赤ちゃんの顎が上に上がっていないか
を確認してみてください。
首の支えがなかったり、赤ちゃんが顔が空を見るような感じで上を向いていたりすると、将来お口ポカンになってしまうので注意が必要です。
また、長時間の抱っこ紐の使用は赤ちゃんの全身の運動時間を奪ってしまうため、長時間使用しなければいけない時は、抱っこ紐から少し出してあげて抱き直すなどして、長時間同じ体勢にならないようにしてあげることが大切です。
もし可能なら、長時間の移動時には抱っこ紐ではなく、ベビーカーを使用するのがオススメです。
一見歯科と関係なさそうな抱っこ、抱っこ紐ですが、実はお口の発達に関係があったなんてびっくりですよね!
次回以降もいろいろ投稿していくので、楽しみに待っていただけたら私も嬉しいです。