こんにちは。
埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の恩田です。
最近は一気に暖かい日が増えてきましたね。
急な寒暖差もありますので、皆さんも体調管理には十分気をつけてください!
さて、今回はお口の中にできると嫌〜な気持ちになる『口内炎』についてお話しします。
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【口内炎の種類】
・アフタ性口内炎
・外傷性口内炎
・ヘルペス性口内炎
・ガンジダ性口内炎
口内炎は主にこれら四つの種類に分類されますが、それぞれ発症する原因などが異なりますので説明します。
アフタ性口内炎
アフタ性口内炎は最も多く見られる口内炎のひとつです。
アフタ性口内炎が発症するの原因として、
免疫力の低下、栄養障害、睡眠不足、精神的ストレス、疲労などが挙げられます。
見た目は粘膜に米粒くらいの大きさの白い潰瘍で、痛みも伴いますが基本的には発症から1〜2週間程度で自然に治ります。
外傷性口内炎
外傷性口内炎もアフタ性口内炎と同じように免疫力の低下や風邪などにより発症することがあります。しかし、直接的な原因としてお口の中への物理的な刺激が挙げられます。
例えば、歯の矯正器具や入れ歯などがお口の中の粘膜に当たったり、歯でお口の中を噛んだ時など、直接的にできた傷の部位に細菌が入り繁殖することで、赤く腫れる炎症や、びらん、水ぶくれ、潰瘍などができます。
また、外傷性口内炎は虫歯や歯周病、歯槽膿漏などの口腔内衛生が乱れることも原因として挙げられます。
ヘルペス性口内炎
ヘルペス性口内炎は単純ヘルペスウイルスや性感染症が原因としてあげられます。
主に乳幼児に多く見られる口内炎で、ウイルスが人から人へ感染するため、ウイルスを持った人が食べた物や飲み物を他の人に分けてしまうと移ってしまうことがあります。
ヘルペス性口内炎は激しい痛み、発熱を伴い複数の水疱ができます。
ガンジダ性口内炎
ガンジダ性口内炎はガンジダというカビの一種が増殖して発症します。
しかし、ガンジダはもともとお口の中に存在する菌の一つで基本的には症状が起きません。日頃のストレスや病気によるお薬の服用ににガンジダ菌が増えると発症します。
ステロイド剤や抗生物質を長期的に服用するとガンジダ性口内炎ができることがあります。
見た目は白くて軟らかく、こけ状の斑点ができ、赤くただれ、お口中全体のあらゆる部位にできます。
【口内炎の予防について】
①規則正しい生活
疲れなどで免疫力が低下していると口内炎になりやすいと言われています。ストレスや疲れを感じたらゆっくり休み、夜更かしをしたり不規則な生活を送らないように気をつけることが重要です。引越しや転職などの生活環境の変化もストレスになる場合があります。
自分なりのリフレッシュ方法や気分転換を見つけておくと良いかもしれません。
②栄養のとれた食事
口内炎予防として、食事の栄養バランスを考えることも大切です。特に口内炎の予防や改善に効果のあるといわれるビタミンB群や、粘膜の潤いを保つビタミンA、レモンやトマトなどに含まれるビタミンCなど含む食品を摂るようにしましょう。
反対にビタミンを壊してしまうアルコールやタバコなどは控えるようにしましょう。
③清潔な口内環境を維持する
お口の中にいる細菌が増殖してしまうと、口内炎が発症してしまうことがあり、歯周病の人は口腔内で炎症が起こり口内炎を引き起こしてしまうと言われています。
予防のポイントとして、お口の中の環境と衛生状態を清潔に保つことがとても需要です。
定期的な検診やクリーニングはもちろん自宅でもホームケアも口内炎の一つといえるでしょう。
いかがでしたか?
虫歯の予防だけでなく口内炎予防としても
歯医者さんの定期検診やクリーニングなどの予防歯科はとても重要な存在です。
皆さんも2~3ヶ月に一度は歯医者さんに行ってお口の健康を維持していきましょう!🦷