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虫歯を治したはずなのに?

こんにちは。

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の歯科衛生士関根です。

暖かい気候になってきましたね!おでかけには過ごしやすい良い気候ですが花粉症の方には少し辛い時期にもなってきましたね。

今回は虫歯を治したはずなのに虫歯になってしまう、「2次カリエス」についてお話したいと思います。

皆さんは「2次カリエス」という言葉を聞いたことがありますか?これは、治療済みの歯に再び虫歯ができてしまう状態を指します。一度治療したはずの歯がまた虫歯になるなんて、ちょっと驚きですよね。

でも実は、2次カリエスは誰にでも起こりうる可能性があるんです。今回は、2次カリエスの原因や予防法、そして私たち歯科医院でできるサポートについてお話しします。

・2次カリエスとは何か?

2次カリエスは、詰め物や被せ物をした歯の周辺や内部で新たに虫歯が発生するものです。例えば、銀歯やセラミックの詰め物の隙間から細菌が侵入し、歯を蝕んでしまうケースがよくあります。治療した歯だから大丈夫、と安心してしまう方も多いのですが、実は治療後のケアがとても大切なんです。

・なぜ2次カリエスが起こるのか?

2次カリエスが起こる原因はいくつかあります。まず一つ目は、詰め物や被せ物の劣化です。時間が経つと、材料が少しずつすり減ったり、歯との接着が弱くなったりします。その結果、隙間ができて、そこにプラーク(歯垢)がたまりやすくなります。二つ目は、お口の中の環境です。毎日のブラッシングが不十分だったり、甘いものを頻繁に食べたりすると、細菌が活動しやすくなり、虫歯リスクが上がります。最後に、治療後のチェック不足も原因の一つ。定期検診を怠ると、初期の小さな虫歯を見逃してしまうことがあります。

 

 

 

・2次カリエスを見分けるポイント

2次カリエスは、初期段階では気づきにくいのが特徴です。痛みが出る頃にはかなり進行していることが多いので、早めのサインを知っておくことが大切です。例えば、「詰め物の周りが黒っぽく変色している」「歯がしみるようになった」「冷たいものや甘いもので違和感がある」といった症状があれば要注意です。ただ、見た目や感覚だけで判断するのは難しいので、気になることがあればすぐに歯科医院でチェックしてもらうのが一番です。

・予防のためにできること

2次カリエスを防ぐには、日々のケアと定期的なプロのサポートが欠かせません。まず、丁寧なブラッシングを心がけましょう。特に詰め物や被せ物の境目は汚れがたまりやすいので、歯ブラシを細かく動かして磨いてください。デンタルフロスや歯間ブラシを使うのも効果的です。

次に、食生活の見直しも重要です。砂糖が多いお菓子や飲み物を控えめにし、食後は早めに歯を磨く習慣をつけましょう。そして何より、定期検診を欠かさないこと。2~3ヶ月に一度のチェックで、2次カリエスのリスクをぐっと減らせます。

・歯科医院でのサポート

私たち歯科医院では、2次カリエスを防ぐためのさまざまな取り組みを行っています。例えば、治療時には歯と詰め物がしっかりフィットするよう精密に仕上げ、再発リスクを最小限に抑えます。

また、定期検診ではレントゲンや専用の器具を使って、目に見えない部分の虫歯も見逃しません。もし2次カリエスが見つかった場合も、できるだけ歯を削る量を少なくし、自然な見た目を保つ治療を提案しています。お一人おひとりに合わせたアドバイスもお伝えするので、気軽にご相談くださいね。

 

最後に

2次カリエスは、治療した歯を守るための意識とケアで防げるものです。「一度治したから大丈夫」ではなく、「これからも大切に守っていこう」という気持ちが大事です。毎日の小さな習慣と、私たち歯科医院のサポートで、健康な歯を長く保ちましょう。もし最近検診に行っていないな、という方は、ぜひこの機会に予約を入れてみてください。