埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の塩澤です!
朝夜が肌寒い日が増えてきて、だいぶ秋らしくなってきましたね(^^)
気温の変化で体調は崩されてないでしょうか?
今日は補助清掃用具についてお話したいと思います。
毎日の歯磨きの際、虫歯や歯周病を予防するためには、細菌の塊であるプラーク(歯垢)を歯の表面からきれいに取り除くことが必要です。
そのためには丁寧な歯磨きが重要ですが、
歯ブラシだけでは歯の表面はきれいに磨けても、歯と歯の間の届きにくい場所には約40%のプラークが残ってしまいます。
プラークは、歯の表面に付着して増殖する細菌の塊のこと。1mgの歯垢には1億を超える細菌がいると言われ、虫歯や歯周病、口臭などの原因になります。
歯間の歯垢までしっかり落とすには歯ブラシとデンタルフロスや歯間ブラシの併用がお勧めです。それだけで歯垢除去率は1.5倍になります。
そのため、歯ブラシと同じくらい大事な道具とも言える「デンタルフロス」や「歯間ブラシ」などの補助清掃器具を併用することが必要なんです。
それでは、「補助清掃用具」として、「デンタルフロス」「歯間ブラシ」について紹介していこうと思います。
○デンタルフロス
デンタルフロスには、大きく分けて「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」の2種類があります。
1. 「ホルダータイプ」は初めての方におすすめ
「ホルダータイプ」はホルダーにフロスが取り付けてあり、手間がかからずにすぐ使えるので、デンタルフロスを初めて使う方におすすめです。ホルダータイプには、前歯に使いやすい「F字型」と、挿入しにくい奥歯にも、前歯にも使いやすい「Y字型」があります。
2. 「ロールタイプ」は慣れてしまえば簡単で、経済的
「ロールタイプ」は必要な長さのフロスを切り取り、指に巻きつけて使用します。初めは少し扱いにくいのですが、慣れてしまえば簡単で、しかも経済的です。
ワックスタイプとアンワックスタイプがあり、歯と歯のすき間がほとんどない方や、初めてお使いになる方にはワックスタイプ、プラーク除去率が高く扱いなれている方にはアンワックスタイプが適しています。
○デンタルフロスの操作の仕方
※デンタルフロスの動かし方は、Y字型、F字型、ロール(糸巻き)タイプともに同じです。
1. 歯と歯の間にデンタルフロスをあてる
2. ゆっくり横に動かしながら、歯と歯の間に挿入する
3. 中まで入ったら、上下に数回動かし歯垢を落とす
※隣り合った両面の歯をこすることがポイントです
4. 取り出す時も、ゆっくり横に動かしながら取り出す
●歯間ブラシについて
歯間ブラシは歯と歯のすき間部分やブリッジのすき間部分の清掃に適しています。
○使い方
えんぴつを持つように歯間ブラシを持ち、ゆっくりと「歯と歯の隙間」に入れたら、2.3回往復させて清掃します。
※歯と歯の間が狭い部分には無理に歯間ブラシを入れず、 デンタルフロスをお使い下さい。
隙間の大きさに合った歯間ブラシを選択することが大切なので歯科医院で選んでもらいましょう。
使
使用後は流水でよく汚れを落とし、風通しの良いところに保管しましょう。
歯間ブラシの毛が乱れたら取り替えましょう。
当院では、歯科衛生士によるブラッシング指導の際、患者様に合わせた補助用具をおすすめしております。
ご自身の口腔内には、どのような補助用具が良いのか?使い方がよくわからないなど、何かございましたら、どうぞお気軽にご相談ください\(^o^)/♪