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義歯洗浄剤の正しい使い方

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の山本です。

食欲の秋ですね♪

秋は美味しいものが満載でついつい食欲も増してしまいます(^^;)

秋の味覚を美味しく食べるためにも歯や入れ歯のお手入れが大切になっていきますね。

今日は入れ歯の方へ義歯洗浄剤の正しい使い方をお話していきたいと思います。

<ポイント1>

義歯洗浄剤に漬ける前に取れる汚れはしっかり落とす!

義歯用ブラシで簡単に落ちる汚れは前もって除去しておいて下さい。ブラシによる機械的清掃を怠ってしまうと義歯に歯石や色素が沈着する原因になってしまいます。

<ポイント2>

ぬるま湯に溶かす!

洗浄剤は水温が高めのほうが、洗浄成分がはたらき、汚れも洗浄液中に溶けやすくなります。したがって冷水ではなくぬるま湯(40度前後)に溶かすようにしましょう。ただし、水温が高すぎると(約50度)、義歯材料へ悪影響が出ます。

<ポイント3>

水量を守る!

義歯洗浄剤の効果を発揮させるためには、成分の濃度が適切であることも大事です。

したがって、濃度が変わらないように水量は使用方法どおりに守りましょう。

(多すぎても少なすぎてもダメ!)

<ポイント4>

洗浄時間を守る!

洗浄力が発揮されるには一定の時間がかかるため、洗浄時間が短すぎると汚れは除去できません。逆に長時間浸漬し続けると材料への負担が大きくなります。使用方法どおりに守りましょう。

<ポイント5>

表面に傷をつけないように注意し、しっかりすすぐ!

丁寧にすすぐことで、義歯表面の汚れを確実に除去することができます。すすぎが不十分であると、義歯材料への負担、再汚染の恐れがあるので注意しましょう。

入れ歯は虫歯や歯周病にならないからそこまで清潔にしなくてよいと思われがちですが清掃が不十分ですと口腔粘膜に炎症を起こし、カンジダ症などの感染症を引き起こしたりする可能性があります。

また口臭の原因にもなるので必ず丁寧な清掃が必要になります。

以上のことをふまえて義歯のお手入れは毎日きちんとしていきましょうね。ご自分の歯のように大切に扱っていきましょう。

お使いのなかで何か不都合がありましたら遠慮なく申し出て下さいね!