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あれ?歯がしみる!?

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の八重樫です。

7月ももう終わり、8月を迎えましたね!皆様いかがお過ごしですか?暑い日が続いてるこんな時はアイスなど冷たいものが欲しくなりますよね〜!

でも最近「あれ?なんだか歯がしみるな、、、」

と感じる方いませんか?

歯がしみる原因は虫歯も原因がありますが、知覚過敏もあります。

そこで今回は知覚過敏についてお話していこうと思います。

知覚過敏とは?

知覚過敏とは、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たい飲食物、甘いもの、風にあたった時などに歯に感じる一過性の痛みで、特にむし歯や歯の神経(歯髄)の炎症などの病変がない場合にみられる症状を言います。

知覚過敏が起こるのは、歯の神経が生きている状態の「生活歯」と呼ばれる歯だけなります。

歯の神経を抜いてある歯(失活歯)には起こりません。

歯がしみるように感じるのは、実は歯の表面の白い「エナメル質」部分ではなく、歯ぐきが下がってくると次第に見えてくる、少し黄色っぽい「象牙質」が露出したり刺激を受けたりする場合がほとんどです。

そのため、まず知覚過敏を感じたら、歯ぐきの根元が露出していたり、削れたようになっていないか自分でチェックしてみましょう。

知覚過敏の原因

◎歯の根元の露出

歯の根元部分は「エナメル質」が薄く、少し削れるだけで内部の象牙質が露出しやすい場所。歯周病、噛み合わせなどが原因で、根元が露出していると知覚過敏を起こしやすくなります。

◎歯が擦り減ることによる象牙質露出

歯は使っていれば、わずかずつですが擦り減っていきます。その結果、エナメル質がなくなって象牙質が露出することもあります。歯の擦り減り方は人によって様々です。大きく擦り減ってしまっても知覚過敏が見られないこともありますし、わずかな範囲の象牙質露出でも知覚過敏が起きることもある。

など様々な原因があります。

知覚過敏の症状

◇水、空気がしみる

知覚過敏症で最も多く、軽いものから、しばらく顔をしかめてしまう物まで様々な症状があります。

◇噛むとピリッと痛む

摩耗により象牙質の一部が露出している時によく見られる。40代以降で歯周病になっていない、歯がかなりガッチリとした人にまれに見られる。普通に噛み合せるだけ、食べ物を噛んだ時だけなど、症状はさまざま。噛んだ際に瞬間的に痛みが出ることが多い。

◇歯磨きをすると痛む

歯の根元の「エナメル質」が削れ、「象牙質」が露出しているため、歯ブラシがあたる刺激でしみたり痛みが出ることが多い。

知覚過敏の治療法

〇専用歯磨き粉などを利用する

歯の根元の露出が少なく、象牙質の露出がほとんどないなど、詰め物を詰めるスペースがない場合、病院専用のしみ止め薬や知覚過敏用の歯磨き粉などを利用して、症状の緩和を期待します。

 詰め物などで保護する

歯の根元に削れたような跡や、噛み合わせ面にすり減ったようなスペースがあって、内部の象牙質が露出している場合は、白い樹脂の詰め物を詰めると改善することが多くなります。

ちなみにですが、虫歯も「冷たいものや甘いものを食べると歯がしみる」という点があります。知覚過敏と症状は似ていますが、原因は異なります。そこで虫歯と知覚過敏の違いについもお話します!

知覚過敏と虫歯の原因の違いは?

知覚過敏による痛みは、歯の表面にあるエナメル質が傷つき、象牙質が露出し刺激を感じることよっておこります。象牙質が露出する原因としては、歯ぎしりや歯ブラシを強くやりすぎる、歯茎が痩せて根元が露出してしまっている、または、酸性の飲食物によりエナメル質が溶けて酸蝕歯の状態になってしまっている、などが挙げられます。

一方虫歯は、虫歯菌によって歯が溶けてしまっている状態のことをいいます。

このように、虫歯菌以外が原因で歯が溶けてしまっている状態のことを知覚過敏といいます。

虫歯と比較しながら知覚過敏との見分け方をみてみましょう。

痛みがどのぐらい続くか?

知覚過敏の場合は、刺激を感じたその時だけ一時的に痛みを感じます。虫歯の痛みは慢性的、持続的に痛みを感じ、数分間つづくこともあります。

また、歯を叩いた時に響くように痛みを感じる場合は虫歯の可能性が高く、知覚過敏の場合は叩いても強い痛みはありません。

見た目でわかる?

みなさんも知っているように、虫歯になっている歯は黒くなっていたり穴が空いてしまっていたりします。知覚過敏は、歯茎が下がって根元が露出してしまっていることがあるので、歯が長くなっているように見えます。

治療の違いは?

虫歯は、痛みの原因となっている虫歯の歯を治療することで症状が改善されますが、知覚過敏の場合は、痛みを感じている露出してしまった象牙質に刺激が伝わらないようにすることが必要になります。

気になったら歯医者さんへ!

痛みが短く、歯に変色などは見られないが歯根が露出して歯が長くみえる場合は知覚過敏になっている可能性が高いでしょう。しかし、虫歯じゃないからすぐに治療しなくても大丈夫かな、と放置してしまうのは危険です。虫歯も知覚過敏も早めに適切な治療を受ければ、ひどくならずに症状を改善させることができます。どちらも、放っておいて自然に治ることはありません。

「そのうち良くなるだろう!」とそのままにせずに、少しでも気になることがあればお気軽にご連絡ください(*^^*)

お待ちしております!