埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の山本です。
もうすぐ6月ですね。
6月は毎年4日から10日まで「歯と口の健康週間」があります。この時期は、改めて歯と口の健康を見直し毎日のケアを大切にする絶好のチャンスです。ホームケアと検診で健康な口腔環境を目指しましょう。
そこでホームケアの方法の1つ、今日は歯間ブラシについてお話したいと思います。
皆さんは歯ブラシ以外に使っている清掃用具はありますか?
調査によると毎日歯を磨く人の割合は97.4%、毎日2回以上磨く人の割合は79.2%とセルフケアへの意識は年々向上しているようです。
しかし、デンタルフロスや歯間ブラシなどの清掃用具を使用している人は、50.9%にとどまっています。
実際の歯と歯の間の歯垢除去率は歯ブラシのみでは61%、フロスや歯間ブラシを併用することでようやく80%になります。
歯周病と虫歯の共通してなりやす場所は歯と歯の間です。
歯間部の清掃用具を用いなければ半分程しか磨けていない事実がわかります。
歯間ブラシを使う際、選ぶポイントにはいくつかあります。
ハンドルやブラシの形状にいろいろな種類がありますのでお口の中の状態や使用する歯の場所などを考慮して選ぶ必要があります。
サイズもメーカーにより4S〜LLまでとさまざまなサイズがあります。自分の歯間の広さに合ったサイズを選ぶことが重要です。
初めての方は、歯科医院で相談し、適切なサイズを教えてもらうのがおすすめです。
ハンドルの形状
ハンドルの形状にはストレートタイプ、L字型タイプのほかにカーブタイプがあります。
【ストレートタイプ】
ハンドルの軸方向に動かす前歯では、挿入方向の確認がしやすいのでストレートタイプが適している。指先で把持でき細かく動かしやすいので矯正装置など細かい部分の清掃におすすめ。
奥歯ではストレートのまま使用するのは難しいため、ブラシ部分を曲げて使用する。
【L字型タイプ】
奥歯の歯間部に届きやすい構造になっている。
奥歯に挿入する際に頬が邪魔になりやすいがあまり広げなくても通しやすい。
【カーブタイプ】
前歯と奥歯のどちらにも使いやすいように設計されている。
ブラシの形状
ブラシの形態には歯間部に挿入しやすいテーパータイプ(円錐型)、ブラシの先から付け根まで同じ太さのストレートタイプ(円柱型)、ブラシ先端部分と後端部分の毛丈が短いことでスムーズに出し入れができるバレルタイプ(樽型)があります。
歯間ブラシの毛を保持するワイヤーには、ウレタンやプラスチックでコーティングされているものもあります。ワイヤーで歯や被せ物を傷つけにくいとされています。
また金属ワイヤーを使用せず、毛の部分がシリコンでできたゴム製の歯間ブラシがあります。歯茎を傷つけないとされており歯間ブラシを使い始めたばかりの人に推奨されていますが清掃性は通常の歯間ブラシに比べ劣るようです。
歯間ブラシの交換頻度としては、使い方にもよりますが細菌が繁殖し不衛生になるため1週間以内での交換をすすめています。また、毛先が乱れたり短くなったりするとワイヤーが直接根面に当たり傷つけてしまうので注意しましょう。
いかがだったでしょうか?
選び方や使い方、そして注意点について、初心者の方にもわかりやすく説明しますので八潮駅前通り歯科医院にお越しください。
お待ちしております^_^