スタッフブログ

口腔内の機能について

埼玉県八潮市の歯医者さん八潮駅前通り歯科医院の豊田です!
皆さん、こんにちは!
今回は口腔機能についてお話させて頂きます。
口腔機能には
「かみ砕く(咀嚼)、飲み込む(嚥下)」、
「唾液を分泌する」、「言葉を発する(発音)」、
「表情をあらわす」など様々な役割があります。
食べることやコミュニケーションのための機能を維持することは、体の健康にプラスになるだけでなく、人や社会と活発に交流し、心身ともに自立した生活を送るために欠かせない要素であるは明らかです。また口腔機能の向上によって、食事の面からは栄養改善を通じて筋力の向上、会話の面からは社会交流を通じて閉じこもりやうつ予防に繋がることが期待できます。一方、口腔機能が低下すると十分な栄養がとりにくくなることから、体力さらには免疫力の低下につながり、感染症にもかかりやすくなります。
身体リハビリがあるように、お口にもリハビリが必要です。お口のリハビリをすることで、筋肉や脳が刺激され失われていた口腔機能が回復することもあります。
皆さんの口腔機能が回復することを目的として当院は診療しております。
気になる点がありましたら、当院までお越しください。
お口の中と言うとみなさん、歯や舌に意識が向いてしまうと思います。しかし、唾液にも意識を向いて頂きたいです!
そもそも唾液は何のためにあるのかしっかりと知っている方は少ないのでは…と思います。
唾液は1日に成人男性で平均1〜1.5ℓ分泌されています。唾液の約99%が水分ですが、残りの1%にとても大切な成分が含まれています。
食べかすやプラークを洗い流す自浄作用、菌の増殖を抑える抗菌作用、ご飯を食べたことによって溶けかかった歯の表面を修復して虫歯を防ぐ再石灰化作用、粘膜を保護し発声をスムーズにする粘膜保護作用、食べ物を胃までうまく届けるための円滑作用、噛み砕いた食べ物を飲み込みやすくするための溶解作用など様々な作用があるのです!
歯や舌だけでなく、唾液もとても大切になります!
しかし、唾液はどうしても減少してしまいます。その理由は年齢、と考えてしまいがちですが、それだけではありません。ストレスや薬の副作用、口呼吸、喫煙、糖尿病などたくさんあります。唾液が減ると口が乾く以外にも虫歯や歯周病にもかかりやすくなり、口臭の原因にもなります。
唾液の量を増やす方法はいくつかあります。
簡単な方法はお話することです。口を動かし、唾液が出る唾液腺を刺激することで唾液が出るのです。
他にもお水を飲むこと。利尿作用のある飲み物は逆に乾いてしまいます。
他にも様々な方法がありますがこの二つが簡単にできるものと、私は思います。
また唾液腺マッサージ、というものがあります。唾液を分泌する唾液腺を刺激する方法のものです。
大唾液腺には耳下腺、顎下腺、舌下腺の三つがあり、そこを順に揉んでいきます。

お口の中が乾く、と思いましたら唾液が少ないかも?と考えていただき、対策してもらうことが一番と思います。いつまでもおいしくお食事がとれることがみなさまにとってより良いことです。
唾液についてもっと知りたい!他に唾液を分泌させる方法は?と気になる方は気軽にスタッフに聞いてください!(∩´∀`)∩