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様々な虫歯予防法!!

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の「鈴木」です。

ここでは2つの虫歯予防法をお伝えしたいと思います。

むし歯を心配して甘いものを我慢するのはつらいですよね。
しかし、食べるタイミングや回数、そして歯磨きを丁寧にしていれば、甘いものを食べてもむし歯を防ぐことができるのです。

 

一番悪い食べ方は【ダラダラ食べ】です。
理想としては、食後のデザートとしてまとめて食べるのがベストです。
なぜなら、食後のお口の中は酸性になって歯が溶けやすい環境になるのですが、唾液がしっかり働けば40分くらいすると中和され、むし歯になりにくい状態に戻るからです。

 

ところが、常にものを食べていると、お口の中は常に酸性になるので、むし歯ができやすい状態になってしまいます。
だから、食後にまとめて甘いものを食べるのがオススメなのです。

 

「何か口に入れるなら、1日5回までは良いでしょう。でも7回以上になると、むし歯のリスクが増えますよ。」
という食事指導は、北欧を中心に研究実績のあるむし歯の予防法にもあります。
もちろん、朝と就寝前にフッ素入り歯磨き剤で歯みがきもしっかりしましょう!

それではみなさんシーラントってご存知でしょうか?

だいたい6歳ごろになると乳歯の奥歯の後ろに、大人の歯、永久歯が生えてきます。これを第一大臼歯、または【6歳臼歯】と呼びます。この歯は咬み合わせの面の形が複雑で見た目よりも溝が深く、生えてくるのに時間がかかるので、咬み合わせの面がむし歯になりやすく、最初に治療で削られる事が多い歯です。

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実はこの【6歳臼歯】の状態で、将来入れ歯になるかどうかを予測する事ができます。

子どもの頃に詰め物をした【6歳臼歯】は今までどうりの歯磨きだと、数年から十数年でむし歯になり、その時には歯全体に金属などをかぶせるクラウンに変わります。治療した歯はさらに悪くなると、より大きな処置が必要になります。

このようにクラウンをかぶせた【6歳臼歯】の管理が悪いと、やがて歯ぐきの問題が出てきたり、再度むし歯になったりして抜歯され、ブリッジ(両隣の歯を削って支えにし、抜けた歯を補う処置)になると予想されます。

40代でこの状態になってしまうと、一生入れ歯なしというわけにはいきません。なぜなら、ブリッジの土台になった歯は一般に10年弱で失われてしまうというデータがあります。お口の中の衛生状態が悪ければ、あっという間に入れ歯になってしまう可能性が大きいのです。

【6歳臼歯】をむし歯のリスクから守るために、いくつかの方法があり、その一つが

シーラントという処置です。

 

複雑な溝をシール(埋める)してしまうシーラント。この処置では、【6歳臼歯】の咬み合わせの面が歯ぐきから出てきたら、慎重に汚れを落として、プラスチックの材料で溝を埋めます。このシーラントは歯を削らずに、むし歯予防が出来るのです。

そして、むし歯予防に一番大事な事は正しい歯磨きをする事、規則正しい食事の習慣を身に付けること事です。

ご自分やお子さんの健康の為に、ぜひご家族揃って定期検診にいらして下さい!