スタッフブログ

虫歯を予防する食事のタイミング

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の関根です。

日中はとても暖かい日が増えましたね!その分、朝晩の気温差が大きいですが体調などは崩していませんか?

来月には新元号になり来年は東京オリンピック、なんだかずっと先のような気がしていましたがあっという間ですね。

さてさて今日は虫歯についてのお話しをしたいと思います。
オリンピック選手を対象に虫歯について調査をしたところ、虫歯がないと答えた選手は男子53.3%、女子62.7%でした。日本人の25歳の平均が男子は26.3%、女子が40.9%ですから、トップアスリートは歯を大切にしていることがわかりますね。
最近お口の中に虫歯が多いいなぁーと感じた患者さん方と色々とお話しをしているとやはり食事のタイミングがとても大きく関係してくるなと感じました。
今回お話したいステファンカーブはお口の中のpHの変動を表したもので
虫歯の機序がとてもわかりやすく表した図なんです。


お口の中は中性(pH 7)に保たれています。
食事をするとpHが一気に下がって酸性に傾いて歯が脱灰されてしまいます。
そして30分から1時間弱の時間をかけてゆっくりとpHが中性に戻ってきます。
脱灰が始まる境を臨界pHといいますが
それはとても高かくて5.5なのです。
これは、なにを召し上がっても5.5を下回って歯が脱灰すると思っていただいても大げさではないくらいです。
虫歯は脱灰が続いて続いて続いて・・・
起こると思ってください。

しかし、食べても虫歯にならないのは何故だと思いますか?
脱灰してもすぐ虫歯にならないように
唾液で再石灰化を促しています。
では、唾液で再石灰化されるのに虫歯になってしまうのはなぜでしょう??
理由は2つあります。
①間食をする、俗に言うだらだら食いをすることで
脱灰している時間が長くて唾液の再石灰化が追いつかないで虫歯になってしまう。
②歯の表面にプラークが付着していて
唾液の再石灰化が効かない。

この事から甘いおやつを食べることがいけないのではなくて、だらだら食べてしまうのが虫歯をつくってしまう原因なのです。
いくつになってもふとした時に甘いものが食べたくなりますし、
砂糖がはいっている飲み物も多いですね。
常に、お口の中に食べ物が入っている状態が続くのはやはり虫歯の大きな原因ですね!
お子様のハイチュウはあめもほどほどにです。
何事もほどほどに、メリハリをつけて行くことがとても大切ですね。