スタッフブログ

我が子の幸せを願う お母さんへ①

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の衛生士、若林です。

今回は「マイナス1歳から始まっている『歯育て』」について、お話しさせていただきます。

『歯育て』は出産の前から始まっています。お腹の赤ちゃんへの歯育てなんて、考えられないと思うかもしれません。母体の摂るべき栄養のことかと、早合点する方もいらっしゃるかも知れません。もちろんそれも大切なことです。

しかし、もっと直接的に これから生まれてくる赤ちゃんの虫歯予防の為に、お母さんが出産前に きちんと行うべきことがあります。

それは、お母さんの『口腔ケア』です。

…赤ちゃんの虫歯菌はどこからくるの?…

虫歯ができるのは、口の中に「虫歯菌」「糖分」「虫歯菌が棲息しやすい環境」の3つが同時にあるときです。この内1つでも条件が揃わなければ虫歯にはなりません。 そもそも 虫歯菌がいなければ虫歯にはならないのですが、口の中から虫歯菌を完全に絶滅させることは不可能です。ですが、虫歯菌が多ければ、虫歯になる危険が高くなることはいうまでもありません。

では、口の中の虫歯菌は、どこからやってくるのでしょうか? 小学生の唾液から虫歯菌を採取してDNAを調べると、その60~70%は お母さんの口内にいる虫歯菌と同じであることがわかっています。これは お母さんが専業主婦で、いつも家に居る場合のデータです。ところが お母さんが働いていて、小さい頃から保育園で育っていた子供では、それが30%に下がるのです。 子供の頃、生活の中でいちばん密着している人は お母さんでしょう。特に生まれたばかりの赤ちゃんの場合には、お母さんがほとんどつきっきりです。 離乳食を食べさせる時に、熱ければフーフーしますね。熱いかな?とちょっと舐めてみることもあります。この時お母さんの口の中のの虫歯菌は、唾液とともに赤ちゃんのお口に入り込み、棲みつき、増殖します。こんな風に生活の中で、ご家族から赤ちゃんへと虫歯菌は移っていきます。 やがて、6ヶ月くらいで、下の前歯が生え始めます。そして3歳くらいまでのあいだに虫歯菌が定着することになります。

…出産前から取り組みたい、マイナス1歳からの虫歯予防…

口の中は、どんなにクリーニングしても虫歯菌をゼロにすることはできません。いかに口腔衛生に気を使っているお母さんでも不可能で、口の中の菌が赤ちゃんのに移ってしまう「母子感染」は、防ぎようがないことです。 妊娠がわかったら、出産前にきちんと虫歯や歯周病を治療し、自分自身で行う口腔ケアを覚え、習慣化しておくことがとても大切です。 これが、生まれてくる赤ちゃんの子育て、つまり歯育ての始まりなのです。 虫歯菌の親子間の移動を少しでも少なくするために、また お母さん自身の意識を高めるためにも、ぜひ妊娠中から虫歯予防に取り組んでいきましょう!

八潮駅前通り歯科医院は、オープンして、お陰さまで14年が経とうとしています。マイナス1歳から歯育てされていた患者さんの お子様方も小学生、中学生になりました。定期検診にも通っていただき(ありがとうございます)…もちろん虫歯ゼロです😁(嬉しい〰️)

昨年、3階メンテナンスフロアーがオープンしました。 歯科衛生士の人数も増え、検診クリーニングのご予約も取りやすくなりました! これからも、皆様の健口の為にも精一杯お手伝いさせていただきます! 宜しくお願い致します❗

最後まで、御覧いただきましてありがとうございました❤️