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フレイル対策は、健口で食べる・運動する

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の山本です。

皆さん、食事は楽しく美味しく食べられていますか⁉︎

普段、何気なく食べている食事ですが私たちの体は食べたものでできています。何をどう食べるかは体の運命を決める重大事です。健康な口腔(健口)であれば、おいしく、楽しく、よく噛んで食べることができます。その結果、よりよく暮らし、よりよく生きることができるのです。


今日お話しするフレイルとは、高齢者が次第に弱り、要介護に至る手前の状態のことを言います。超高齢社会の日本では、フレイル対策は大きな課題です。しかし、フレイルは不治の病ではありません。フレイルに向かっていても、適切な対応によってフレイルから脱出することができます。

そして、フレイルの症状は口にも現れます。これをオーラルフレイルと呼びます。オーラルフレイルは栄養失調を招きます。食べられなくなるからです。しかし、オーラルフレイルも後戻りができます。早めに気づき適切な対応をすることで、よりフレイルの下り坂を引き返すことができます。

オーラルフレイルには高齢者の滑舌低下、食べこぼし、わずかなむせ、噛めない食品が増える、口の乾燥などのほんのささいな症状が挙げられています。


[オーラルフレイル対策]

・バランスの良い食事

   (タンパク質たっぷり)

・口を使う

 (噛む、喋る、笑う、歌う)

・口元の筋肉と舌を鍛える運動

 (あいうべ体操、パタカラ体操など)

・歯と口の定期的な管理

 (歯科医院でのメインテナンス)

・適度な全身運動

 (散歩、階段昇降、スクワット)

 ・キョウヨウとキョウイク

   (「今日、用がある」と「今日、行く所が

    ある」)

このようにオーラルフレイル対策には、口元の筋肉を鍛えること、タンパク質を十分摂取することなどいくつかあります。

口元の筋肉を鍛える体操をすることで、お口の機能が高まり、唾液がよく出るようになり、舌がなめらかに動いて飲み込みやすくなります。お顔の表情もいきいきしてきます。

また毎日の生活に目的と交流を与える、キョウヨウ(今日、用がある)とキョウイク(今日、行く所がある)も大事です。

6月に入り緊急事態宣言が解除されました。まだまだ不安な日々ですが少しずついつもの日常を取り戻しているかと思います。引き続き密を避け手洗い等の予防をしっかりしていきましょう。ストレスは溜めずに免疫を高めて健康な身体とお口にしていきましょう。

また自粛によってメインテナンスが遠退いてしまった方、久しぶりにメインテナンスを受けてみませんか?

スタッフ一同、皆様にお会い出来る日を楽しみにお待ちしております^_^ ♪