こんにちは!埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の歯科衛生士石毛です!
最近少しずつですが、涼しくなってきましたね。
2021年も9月に入り、秋になりますね。本当に毎年あっという間だな〜としみじみ感じております。
皆さん、ワンタフトブラシをご存知でしょうか?
お口のケアの基本は歯ブラシです。ですが、お口の中の状態によってはいくらがんばっても磨けない部分が出てくることがあります。段差があったり、届かなかったり、、そんな部分に使えるワンタフトブラシはとってもおすすめです。
ワンタフトブラシは普通の歯ブラシと違って、毛が一つの束にまとまっています。毛先が角のようにとがっている形をしている為、より細かいところにピンポイントで当てて汚れを落とすことができます!
ワンタフトブラシはこんな所におすすめ!
1.磨きにくい一番奥の歯を磨く
歯の中で一番奥の歯は最も歯周病や虫歯が進行しやすい場所です。しかし、歯ブラシではヘッドの部分が大きすぎて、毛先が奥まで届かず、歯垢が多く残ってしまいます。ワンタフトブラシはヘッドの部分が小さいため、奥歯でも磨くことができ、虫歯や歯周病のリスクが高い部分の歯垢を落とすことができます。
2.親知らずの隙間を磨く
親知らずは横や斜めだったり、歯ぐきが被っていたり歯垢が残りやすい場所です。ワンタフトブラシで磨くと、斜めになっている隙間や、歯茎に覆われている歯の部分など細かい部分を磨くことができます。
3.ブリッジの下を磨く
ブリッジは歯を失った部分を前後の2本の歯で、3本の歯を橋のようにつなげる治療です。歯を失った部分の周囲は歯ブラシだけでは汚れが残りやすく、ワンタフトブラシで丁寧に歯垢を取り除く必要があります。ブリッジは一つの土台の歯が虫歯になってしまうと、3本分全てやり替えなくてはならなくなります。
4.インプラントの周りを磨く
インプラントは歯を失った部分の顎に人工歯根(インプラント)を入れて、歯の根から人工の歯を作る治療法です。自分の歯に比べ、細菌に対する抵抗力が弱いため、丁寧に歯垢を取っていかないと寿命が短くなります。そのためワンタフトブラシで磨くことによって歯垢をしっかりとることが大切です。
5.重なり合っている歯の部分を磨く
歯並びが悪く重なり合っている部分は虫歯や歯周病になりやすい部分です。ワンタフトブラシの先を間に入れ込むように磨くことによって多くの歯垢を落とすことができます。ただし、歯と歯がぶつかっている部分にはデンタルフロスで歯垢を落とす必要があります。
6.矯正装置の周りを磨く
矯正装置の周りはデコボコしており歯垢がとても残りやすい場所です。ワンタフトブラシは矯正装置の隙間の部分に毛先が当たりやすいので矯正治療をされている方にはとってもおすすめです。
7.入れ歯の金具のついた歯を磨く
部分入れ歯の金具がかかっている歯には歯垢が多く残ります。入れ歯を外して歯の根元の部分をワンタフトブラシで丁寧に磨けば、残っている歯の寿命が長くなります。
他にも、奥歯が生えはじめのお子さんや、普通の歯ブラシではオエッとなりやすい方などにもおすすめです。さまざまな使い方があります^_^
歯ブラシ一本でお口のケアは大丈夫!と思う方もいるかもしれませんが、もしかしたら、今お使いの普通の歯ブラシでは、磨けていないところがあるかもしれません。せっかく熱心に歯磨きをしているのに、ブラシが当たっていないせいで虫歯や歯周病になってしまうのは残念な事です。
磨けていないかも?と思う場所があれば、いつでもご相談下さい!そしてワンタフトブラシを使ってみてください♪