スタッフブログ

オーラルフレイルについて

みなさんこんにちは。

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の荻原です。

今回はオーラルフレイルについてです。

お口の機能にはいくつか種類があります。

『咀嚼』、『味覚』、『唾液』、『発音・発語』の機能があります。

簡単に言うと、食べ物を噛んで、よく味わったり、スムーズに飲み込むことや、会話でコミュニケーションをとったりする機能のことです。

オーラルフレイルとは、Oral(口腔)・Frailty(虚弱)に由来する、
歯や口の動きの虚弱化のこと意味しています。
口腔の機能のわずかな低下や食の偏りなどを含んだ、身体の衰え(フレイル)の一つです。

つまり、噛んだり、飲み込んだり、話したりするための口腔機能が衰えることをあらわします。

オーラルフレイルの始まりは、滑舌が悪くなったり、食べこぼしが増えたり、むせやすくなったり、噛めない食品が増えたり、口が乾燥するなどの症状です。


ほんの些細な症状のため、見逃しやすいうえに、気が付きにくいという特徴があります。

そんなオーラルフレイルの症状は『老化のはじまりを示すサイン』として注目されるようになってきました。


健やかな生活を長く送るためにも、早めに気付き、適切な対応をすることが重要であるということがわかってきています。

お口の健康を維持するには、口腔ケアが重要です。

●口腔機能の維持と改善

例えば、あまり会話をしない時期が続くと、舌の動きが衰えていきます。舌の動きが衰えてくると、食べ物を飲み込んだりする機能が衰えて、誤って気管に食べ物などが流れ込みやすくなったりします。
よく話して、よく食べて、よく笑って、顔の回りの筋肉の維持を意識するのも良いかもしれません。

年齢とともに、唾液が出にくくなる傾向があります。
お口の中の潤いを保つためだけでなく歯を守るためにも、唾液が出にくくなったと思ったら唾液腺マッサージをしてみてください。

耳下腺マッサージ

指数本を耳の前(上の奥歯あたり)に当て、10回ほど円を描くようにマッサージします。

顎下腺マッサージ

顎のラインの内側のくぼみ部分を3~4か所に分けて順に押していきます。目安は一か所を5回ほどです。

舌下腺マッサージ

顎の中心あたりの柔らかい部分に両手の親指をそろえて当て、10回ほど上方向にゆっくり押し当てます。

●口の中を清潔に保つ
口腔内の清潔が保たれないと、虫歯や歯周病のリスクが高くなり歯を失うことにつながりやすくなります。
そうすると、『食べる』『話す』といったことが少しずつ難しくなります。

虫歯や歯周病を予防するには、歯ブラシ、フロス、歯間ブラシを中心に汚れをしっかり落としましょう。
マウスウォッシュ、液体ハミガキなどを補助的に使用して適切な口腔ケアをしてください。

定期的に歯医者さんに通うことで虫歯や歯周病の早期発見や予防に繋がります。

定期検診で虫歯や歯周病になっていないか確認しましょう。