こんにちは!埼玉県八潮市の歯医者さん
八潮駅前通り歯科医院の歯科衛生士の飯田で
す。
あっという間に今年も3月になってしまいましたね!
暖かい日も増えてきましたが、
朝晩は冷え込んでいてまだ乾燥していますね。
皆さんのお口も乾燥することはありますか?
今回は『唾液(だえき)』についてお話します。
唾液は検査にも使われることもありますが、
唾液は歯、口腔粘膜、口腔の機能を守るものとして重要です。
唾液の分泌は虫歯の予防にもなります。
唾液が少ないと、お口の中が乾燥して細菌が増殖しやすくなるからです。
だから、虫歯ができやすくなったり、口臭が発生したりします。
他にもたくさんの役割があるので紹介します!
・ 湿潤作用
食べ物をまとまりやすくして、噛みやすく飲み込みやすくする、お口の中を湿潤させることによって口の運動や発音を円滑にする。
・ 溶解作用
食べ物を溶解して飲み込みやすく、唾液に溶かされた味を舌で感じやすくし、食欲の亢進や唾液のさらなる分泌を促す。
・ 消化作用
唾液に含まれる消化酵素の作用で食べ物を分解する。
・ 排泄作用
体内に取り込まれ、いらなくなった化学物質、代謝産物を唾液中に排泄し、血中濃度を下げるのに役立つ。
・ 体液量調節作用
体の水分が欠乏すると唾液が減少し、口の乾きを感じることによって水分の補給を促す。
・ 希釈自浄作用
食べ物や歯面に生じた酸を希釈して洗い流す
唾液の流れによる自浄作用によって食べかすなどを洗い流す。
・ 緩衝作用
唾液の中の成分によって急激なpHの濃度の変化を抑えて中性を維持する。
・ 歯の再石灰化とエナメル質成熟作用
歯の脱灰(歯の中のカルシウムが溶けだす)を抑える、生えたての歯に唾液の中のカルシウムやリンなどの成分が沈着して、再石灰化を促進し、歯の成熟を助ける。
・ 粘膜保護作用
唾液に含まれる糖タンパク質で、口腔粘膜や歯肉を細菌感染から守ったり、傷がつかないように保護する。
・ 抗菌作用
口腔細菌などの微生物の発育を抑えたり、口腔内への定着を阻害する。
このようなことが当てはまらないかチェックしてみましょう
口の中が常に乾く
口の中が乾燥して痛みがある
口の中がネバネバして話しずらい
口臭がある
乾いた食べ物が食べにくい
舌がひび割れ、ヒリヒリする
唾液が泡状になる
多く当てはまる人は唾液が少ない人かもしれません!
今回は身近にできる『唾液を増やす方法』を3つ紹介します!
・唾液腺マッサージ
大きい唾液腺は3つあります、
この3箇所を優しくマッサージすることでじんわりと唾液が出やすくやります。
・こまめに水分補給
皆さんは一日にどれくらい水分を飲んでいるでしょうか、、
一日に出る唾液の量は約2000mlほどと言われています、なので飲水の量が減ってしまうと脱水、乾燥しやすくなってしまうので、
こまめな水分補給をおすすめします。
・保湿剤を使う
目がかわいた時に目薬をさすように、お口が乾いた時には保湿剤というものがあります。
ジェルタイプ、スプレータイプなどの種類があるのでご自分にあった製品を見つけると良いですね。
もし、唾液のことで気になることがありましたら
定期検診の時に相談してみてはいかがでしょうか?
歯科医院でお待ちしております。