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洗口液について

埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の小坂です。

洗口液と液体歯磨き、
区別して使っていますか?

“液体タイプ”のオーラルケア商品には「洗口液」と「液体歯磨き」の2種類があり、使い方がそれぞれ異なることをご存知でしょうか?
むし歯を予防するため、お口の中をすっきりさせるためなど、洗口液を使う理由は人それぞれ。中でも「口臭予防のために使い始めた」などがあるようです。
また、日本における洗口液の販売額は10年以上伸び続けているようで、日常的なオーラルケア用品として取り入れる人が増えているのかもしれませんね。

ところで、適量をお口に含んですすぐ“液体タイプ”のオーラルケア商品には「洗口液」と「液体歯磨き」の2種類があり、使い方がそれぞれ異なることをご存じでしょうか。
一見するだけでは見分けづらい「洗口液」と「液体歯磨き」ですが、パッケージをチェックすると、どちらなのかがわかりやすく記載されているようです。
使用方法の欄にも、洗口液なら「すすぐだけ」、液体歯磨きなら「すすいだ後にブラッシングする」や「お口に含んでブラッシングする」といった使用方法が明記されています。購入の際には、パッケージの裏面もしっかりチェックしたいところです。
毎日使う「洗口液」と「液体歯磨き」は正しく使い分けることで十分な効果を得られます。大切な歯と歯ぐきを守るために、「使い方」にも気を配ってみてくださいね。

歯周病が気になるかたは、殺菌成
分の配合されたマウスウォッシュ(洗口液)を使われることが多いです。それ自体はとても素晴らしいのですが、なかには洗口液の効果を過信して、歯みがきがおざなりになってしまうかたもいます。

歯周病は、歯の根元まわりに付着
した細菌のかたまり=バイオフィルム(プラーク)によって起こります。
バイオフィルムは台所のヌメリのようなもので、水流を当てたくらいでははがれません。
バイオフィルムのなかにいる細菌
には、洗口液の殺菌成分は届きにくいです。ですから洗口液の効果を引き出すには、まず歯プラシで物理的にバイオフィルムを破壊しなくてはいけません(洗口液の注意書きにも「歯みがき後に使用を」とあります)。洗口液はあくまで歯みがきの効果を補う、
補助的なものとお考えください。

洗口液の選び方で迷われたり、どれを使ったら良いかわからない場合は是非当院のスタッフにお尋ね下さい!