こんにちは!埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院の歯科助手工藤です
歯を磨いた後にでもお口の中に粘着きがあると感じることはありませんか?
なぜ口の中の粘着きは起こっているのでしょうか?
原因は大きく分けて二つ、考えられます。一つ目は、細菌によるもの、もう1つは唾液の減少をによるものです。
細菌の繁殖
お口の中には歯周病菌や、虫歯菌などいろいろな菌がいます。
朝起きた時に粘着いているのは、夜寝てる間に細菌が増殖し、お口の中で粘着きを発生させます。
就寝中に増殖した菌が、お口の中でネバつきを発生させます。
唾液の減少
口腔内の唾液の分泌が減って乾いていると、細菌が繁殖しやすい環境になってしまうのです。
唾液には雑菌の増加を抑える作用がありますが、乾燥した状態では雑菌がどんどん増加してしまいます。特に虫歯菌として知られるミュータンス菌は、寝ている間、糖分をエサに大繁殖します。そのとき、エサにした糖分をグルカンという粘性物質に変え、口のねばつきが生じます。
お口のネバネバを予防するには
食べたら磨くを習慣にする
食後は、細菌の活動が活発化します。
食べたら歯を磨く習慣を身に付けましょう。
歯ブラシによるブラッシングだけではなく、
歯間ブラシやデンタルフロスも活用することで、ネバネバが生じにくい衛生的な口腔環境をつくりましょう。
よく噛んで食べる
よく噛んで食べることによりその刺激で唾液をよりたくさん作り出します。
食事をしっかり噛んで食べる習慣を身につけるようにしてください。
洗口剤を使う
歯磨きや、歯磨きをした後に洗口剤を使いネバネバを予防しやすくなります。
洗口剤をお口に含み数十秒間お口の中でぐじゅぐじゅと循環させて
お口の中に残った細菌を洗い流しましょう。
洗口剤には細菌を洗い流す作用だけではなく、細菌の繁殖を抑える効果も期待できます。
ストレスをため込まない
ストレスはや緊張状態は唾液分泌を低下させます。
日々の生活の中でストレスを一切受けないということは不可能ですが、
受けたストレスをため込まなければ、お口のネバネバや体の異常を引き起こすリスクも低くなります。
1日の終わりはゆっくりリラックスして、睡眠時間をしっかり取り生活のリズムを整えることも大切です。
鼻呼吸を意識する
マスクを着用する時間が増えて、息苦しくて知らず知らずに口呼吸になっている方がいらっしゃるかもしれません。
口呼吸はお口内を乾燥させ、唾液量を減少させますからベタつきが多くなります。
鼻呼吸を行うように意識して生活しましょう。
唾液の分泌量を増やす
頬骨(ほおぼね)付近、フェイスライン、アゴ周りを指でマッサージしてみてください。
後ろから前にゆっくり円を書くように指を動かすことで唾液腺を刺激し唾液の量を増やすことができます。
むし歯や歯周病の治療を放置しているとお口の環境が悪化し、ネバつきをより感じやすくなります。
お口のネバネバはお口の中の環境の異常の黄色信号です。
歯医者さんにかかり治療をし、
正しい歯磨きの仕方も教わっていただき
ご自宅での予防と、歯科医院での予防を組み合わせて、お口の中の粘着きの対策をしスッキリとしたお口を目指しましょう。