スタッフブログ

子どもの歯肉炎

こんにちは!埼玉県八潮市の歯医者さん
八潮駅前通り歯科医院の歯科衛生士の飯田で
す。

今回は子供に多い歯肉炎についてお話します。

歯肉炎と聞くと大人に多いのでは??
と思われると思いますが、
実は子どもでも歯肉炎になることがあります!

歯肉炎とは炎症が歯肉(歯茎)におき、歯を支えてる骨が溶かされていない状態のことを歯肉炎といいます。歯肉炎になると歯ブラシで容易に出血したり、赤く腫れてしまいます。
進行していくと、さらに腫れが増し、むず痒さ、痛みが出てしまうこともあります。

子どもの歯肉炎の発生の頻度は
3歳で約33%、6歳で約42%と言われています。

多くは、歯の生え変わりの時期に歯の周りや歯と歯の間の歯肉が炎症を起こしてしまい歯肉炎になってしまいます。

・乳歯がグラグラして、抜けてしまってから
永久歯が歯肉を突き破って出てくる時に物理的に押されて歯肉が腫れる。
・歯肉に炎症が起きてしまい腫れる。
この2つが主な原因となります。

歯肉炎の最大の原因はプラークの付着によるものです。
生きている細菌の塊であるプラークが
原因で炎症が起きて歯肉炎になっている場合は歯ブラシで改善することができます。
永久歯と乳歯がある場合や、生えている途中の歯がある場合は歯ブラシがしにくく、歯肉炎に環境にあります。

加えて、完全に生えておらず歯肉が永久歯に覆いかぶさっている場合は歯ブラシがしにくく
プラークなどの磨き残しがより発生しやすくなってしまいます。

歯ブラシのポイントとして
まず、生えている途中の歯があるかを確認しておき、どこが磨きにくいのかを覚えておけると良いです。

歯ブラシで磨きにくいところは重点的に磨きましょう。

子ども自身の歯磨きで不十分な場合は保護者による仕上げ磨きも必要になってきます。

さらに、歯ブラシでも届かず磨きにくい、
小さなでこぼこをよく磨きたい
そんな時はヘッドが小さく小回りの聞く『ポイントブラシ』がおすすめです!
当院やドラッグストア等でも購入可能ですが、
くぼみを清掃する際は先のとんがっているタイプが使いやすいです。

乳歯から永久歯に生え変わる時期は
歯ブラシは磨きにくいですが、
大人になっても一生使っていく永久歯を虫歯や歯肉炎、歯周病から守るためにも大切な時期です。

毎日のセルフケアを子どものうちから習慣化し身につけていきましょう。

磨き残しがないか、歯肉炎による炎症が起きていないか、歯ブラシが上手く使えているかが不安な方は
ぜひ、定期検診やメンテナンスでご相談ください。