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フッ素についてのお話♪

こんにちは!
埼玉県八潮市の歯医者さん、八潮駅前通り歯科医院、歯科衛生士の昆野です。

はじめに、お久しぶりの方、初めましての方といらっしゃると思うので改めて簡単に自己紹介をさせてください。
現在1歳7ヶ月の息子を育てており、今年の5月に約2年ぶりに八潮駅前通り歯科医院に戻ってまいりました!
子育てをしながらということもあり、現在は平日の午前中のみ出勤しております。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
今後ともよろしくお願いします♪


さて、今日のブログではフッ素についてお話したいと思います。
まず『フッ素とは?』というところからお話しすると、フッ素とは、自然界に存在する元素の1つです。
歯磨き粉の中に含まれているイメージが強いかと思いますが、実は身近なものだと、お茶や野菜、肉や魚などの食べ物にも含まれています。



フッ素には使用することで3つの働きがあります。
1『歯が強くなる
歯の表面のエナメル質とフッ素がくっつくと化学反応で歯が強くなり、虫歯菌が歯を溶かしにくくなります

2『再石灰化が促進される
歯の表面に限局する初期の虫歯であれば、唾液の力で修復(再石灰化)することができます。

3『虫歯菌の働きを抑えてくれる
虫歯菌は、酸を出して歯を溶かしていきますが、その働きを抑える効果があります。

虫歯予防として、フッ素を取り入れる方法としては
1:フッ素入りの歯磨き粉を使用する
2:歯科医院でメンテナンス後にフッ素塗布をしてもらう
3:フッ素洗口
があります。
乳歯や生えたばかりの永久歯(生えてから3年)は特に虫歯になりやすいので、その時期は特にフッ素を積極的に取り入れるのが理想です!

そんなフッ素ですが、今年2023年の1月に小児歯科学会など4つの学会から、歯磨き粉に含まれるフッ素の濃度の推奨量の基準が新しく発表されました。
年齢別にまとめてみたので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

<歯が生えてから〜2歳>
推奨フッ素濃度:1000ppmF
量:米粒程度(1〜2mmくらい)



<3〜5歳>
フッ素濃度:1000ppmF
量:5mmくらい



<6歳以降>
フッ素濃度:1500ppmF
量:1.5〜2cmくらい



今までよりどの年齢でも使用できるフッ素の濃度が高くなりました。
これはフッ素に対する長年の有効性と安全性が繰り返し確認された結果かと思います。
ただ、推奨濃度が高くなったからといって、今までのものが効果がない、というわけではないので、急いで買い換える必要はありません。今後購入するとき、使用するときの参考にしていただけたら嬉しいです。

当院でもフッ素入りの歯磨き粉の販売を行っているので、気になる方は是非私やスタッフにお尋ねください♪