こんにちは。
八潮駅前通り歯科医院の三枝です。
今回は歯ぎしり/咬みしめについてですが、
以下の自覚がある方はいますか?
①朝起きた時に顎が痛い
②頬の内側や、舌の周りに歯の跡がついている
③エラ(咀嚼筋)が発達した
④骨(力こぶのようなもの)が隆起している
・・・いずれかに該当する方は要注意です!
放置していると、
⑤歯がすり減って、しみる症状が出る
⑥詰め物が外れてしまう
⑦ヒビが入って、歯が割れる
⑧骨が溶け、歯が揺れてくる
⑨頭痛や肩こりの症状が出る
⑩顎関節症や顔面の変形
といった弊害が起こる事もあります。
原因はストレスなどと言われていますが、
メカニズムは実は未だに解明されていません。
また、就寝中や日中無意識のうちに行っている事がほとんどです。
慢性ではなく、生活環境の変化などで一時的に出ている方もいます。
(ある調査では、自覚している人は440人中7.7%しかいなかったそうです。)
そのため、身近な方に指摘された場合は
放置せずに歯医者さんで診てもらうことをお勧めします。
むし歯や歯周病は、
定期的に検診やクリーニングなどを受け、家庭でもきちんと予防を行えば、
発生や再発を防ぐ事ができます。
しかし、歯ぎしりなどによる歯の損失は予防が困難です。
なお、定期検診を受けている人は、
「10年間に失う歯の本数」が、受けていない人に比べて半分以下に抑える事ができているというデータもあります。
別の調査では、定期的に受診している人の65歳時点での「平均年間医療費」は20万円以下なのに対して、
受診していない人の平均は35万円だそうです。
恐ろしいですね・・・
ちなみに、
歯科では歯ぎしり/咬みしめの事を総称して
「ブラキシズム」と呼んでいます。
中でもいくつか種類があり、
全体を横に擦り合わせる『グラインディング』
一部を横に擦り合わせる『ナッシング』
カチカチと歯を叩く『タッピング』
咬みしめは『クレンチング』
・・・と言います。
(上記パターンが複合しているケースも多いようです。)
治療法などについては、
院長先生がブログに詳しく記載してくださっていますので、
ご興味のある方は2022年8月19日の院長ブログにて!
・・・以上、歯ぎしり/咬みしめのお話でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。